各神社のおもてさまの数

 中立の稲荷神社のおもてさまの盗難以来、霜月祭を伝えている村内の各社は、

その対策についていろいろ研究した結果、多くの神社が盗難と、火事のことも

考えて耐火金庫を設置するなど、管理に万全を期することになりました。

 それはたいへんけっこうなことですが、もう一つの問題は、各神社のおもて

さまの数がはっきりしていないことでした。教育委員会としてはそれでは困るので、

全部の神社のおもてさまを写真にとり、あわせて数の確認をすることにしました。

 そうはいっても、これはたいへんなことでした。

年に一度だけしかその機会はないし、信仰上の問題もありますから地元の人たちの

許可が必要です。

 幸い文化財調査委員のみなさまの努力で、氏子の人たちも、写真をとることに協力

いただけることになりました。撮影は昭和五十六年の十二月八日、中立の稲荷神社から

はじまりました。

撮影が終わったのは、翌年の一月四日、上島の白山神社のお祭りの夜のことでした。

 これによって、いままではっきりしなかったおもてさまの数もはっきりしました。

 ただ残念なことに、時間がなくて、おもてさまの年代の調査までには手がとどかず、

やむなく後日にゆずることにしました。

 ところで南信濃村の各神社が保存しているおもてさまは次の通りであります。

 

   

   

 

    

おめんの数

和  田

八重河内

   

   

諏訪神社

正八幡神社

明神様

八幡様

天満宮

十三日

十五日

十七日

この地域は同じ神面
  
41

南信濃村

 木 

 

八日市場

   

   

   

 

日月神社

稲荷神社

正八神社

熊野神社

宇佐八幡神社

白山神社

 

日 月 様

 

 

お熊野様

天白様

 

十二月  八日

     八日

     十日

    十四日

    十六日

  一月 四日

 

隔年交互に行なう    面25



32

37

29

(以前は十二月十二日) 面34

                                                   (合計 百九十八面)
 
農業のうつり変わり